突然ですが、あなたは朝と夜どちらが元気ですか?
私たちの生活は環境や関わる仕事などに合わせてパターンが決まると思いますが、もしも何も縛りがなく自由な生活ができるとしたら、朝型、夜型どちらの生活が快適で自分に合っているでしょうか。
タイプはこちらのサイトで調べることができます。
生活タイプは細かく分けると超朝型・朝型・中間型・夜型・超夜型とあるようです。
- 超朝型・朝型は太陽が昇る頃に起床して22時までには就寝する。
- 夜型・超夜型は夕方頃から活動を始め太陽が昇る頃に就寝する。
- 中間型は就寝は夜中でも午前中もしくは昼には起床する。
多くの人はこの中間型を夜型と言っているように思います。
私はというと、夕方から元気になり夜中の方が頭も体も冴えてくるので、筋金入りの夜型人間です。笑
現代の都会の夜は、いつまでも明るく活気があります。
24時間営業のコンビニや飲食店など、夜型人間にとっても、さほど不自由はしません。
そんな現代人には、慢性的な睡眠不足が多いように思います。
特に日本人は世界の先進国のなかでも、睡眠時間の長さは最下位です。
働き者が多い日本人は、眠る時間を削る傾向にあるようです。
快適な生活タイプはそれぞれあるでしょうが、やはり睡眠不足では本当の快適生活とは言えません。
そしてこの睡眠の長さや質は、人間の美容や健康にも関係します。
生活タイプと睡眠は人にどんな影響を与えるのでしょうか。
朝型生活が心身にとって健康的と言われる理由
規則正しい生活といえば、医者も学校の先生も朝型生活を薦めます。
例え夜型で規則正しく生活していても、何となく心身には良くないイメージを皆がもっています。
そして本当に夜型の人は朝型の人よりも、心身の不調を訴える率が上がるようです。
この心身のバランスを崩す要因には、セロトニンという脳内物質が大きく関わります。
セロトニンは不安やイライラ、怒り焦りなど、人の悪感情の暴走を抑える働きがあるためこれが不足すると、睡眠の質が落ちたり精神的に落ち込みやすく不安定になったりします。
鬱病などの精神疾患者には、セロトニンを増やす薬が処方されることもあります。
人が幸福感を得るのに大切な役割をもつセロトニンは別名幸せホルモンと呼ばれます。
このセロトニンを自然に増やすのに一番効果的なのが、太陽の光を浴びることです。
目や耳から入る太陽光は脳を刺激し、セロトニンの分泌を活性化させます。
そして乱れた体内時計をリセットしてくれます。
昼間に分泌されたセロトニンは夜になると、睡眠ホルモンであるメラトニンという脳内物質に変化します。
このメラトニンは副交感神経に作用し心身をリラックスさせる働きがあるので、自然な睡眠へとスムーズに導入してくれます。
睡眠に入ってから3時間後、体内では成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンは、疲労回復・アンチエイジング・免疫力アップなど、美容や健康に欠かせないホルモンです。
快適な睡眠は、この成長ホルモンの分泌を促します。
朝型生活が心身に良いと言われる理由は、太陽の光を長く浴びることで睡眠の質が高まるからです。
クリエイターには夜型生活が多いと言われる理由
小説家、漫画家、音楽家などクリエイティブな仕事をもつ方に夜型生活が多いのはなぜでしょうか。
会社という決められた枠組みがなく自分の時間が自由だということは、大きな理由の一つだと思います。
そして深夜は物音もなく連絡してくる人もいないので、集中力が持続して思考がまとまりやすくなります。
感性や創造性が高まり、自分の世界観からたくさんのアイデアが湧きやすくなります。
しかしそうは言っても、眠たくなっては元も子もないですよね。
夜型の体質もクリエイターにとっては、才能の一つになるのかもしれません😊
夜型の人は基本的に自由な時間を多くもてる環境にあるので、不規則な生活になりやすく無理をしてしまいがちです。
なので、時間配分はきちんと決める方が良いでしょう。
またお勤めされている人も夜の調子が良いだけに、趣味やお酒の付き合いなど歯止めがなくなりがちです。
そして翌朝、ただでさえ動かない頭と体が全くもって機能しなくなってしまう。
夜型人間にはよくある話だと思います(^^;)
夜型生活は太りやすい?
一般には朝型生活の方が太りにくく、夜型生活の方が太りやすいと言われますが、それは夜の時間帯の体は脂肪を取り込みやすくなるためです。
18時以降、夜中の2時が最も吸収されると言われています。
しかし朝型生活の人が夜遅くに食事をして間もなく就寝するのと、夜型生活の人が同じ時間に食事をしてその後まだ活動するのとでは、吸収率は違うのではないかと思うのです。
実際、朝型でも太りやすい人、夜型でも太りにくい人がいます。
もちろん、その逆もいるのですが、太る要素の一つに共通するのが睡眠の質です。
生活習慣からの睡眠不足は、食欲を増進させることが多いようです。
寝不足になると体の中で増えるホルモンが、食欲を増進させるグレリン。
反対に、食欲を減退させるホルモン、ダイエッターの味方レプチンが減ってしまいます。
また上で紹介した成長ホルモンは、脂肪を燃焼してくれるダイエットにとっても有り難いホルモンです。
これらホルモンを味方にするには、しっかりと睡眠時間をとり何よりも熟睡することが大切です。
睡眠の質を上げて太らない体質作りを目指しましょう😊
太陽と月のスピリチュアルな力
太陽の光には人間のやる気を起こさせ、心身のバランスを整える幸せホルモンを増やす働きがあることが分かりました。
スピリチュアルでも朝日には浄化する力があり、夜明けの空気は一日の中で一番澄んでいます。
太陽は世界中で信仰されており、日本の最高神、天照大御神、太陽の神様です。
「お天道様は見ている」
「悪事は白日の下に晒される」
などの言葉があるように、太陽は物事の真実や正義の象徴でもあります。
太陽に合わせて生活する朝型の人の傾向は、
- 物事を大きな角度で捉え迷いが少ない。
- 決断と行動が早い。
- 前向きで活気があり、心身ともに安定している。
大きなビジネスを動かす人は、朝型生活の傾向があるようです。
闇を照らす月あかりは美しく、神秘的な魅力があります。
月は自らが光を発しているのではなく太陽の光を反射したもので、地球との位置関係によりその姿を変えていきます。
月の引力は潮の満ち引きにも関係するように、70%を水分とする人間の精神や肉体、特に女性の排卵や出産に影響していると言われます。
また伝説や物語で語られる狼男や吸血鬼のような魔物たちは、満月の夜に最も強い魔力を発揮します。
そんな怪しい力も月の魅力かもしれません。
月の影響を多く受ける夜型生活の人の傾向は、
- 物事を感覚で捉え気分で決断する。
- 感受性が強いが、感情を表に出さないミステリアスな雰囲気。
- 情緒が不安定になりがちで、心身のバランスを崩しやすい。
美意識が高く、クリエイティブな人が多いようです。
快眠生活
私たちが得る幸福感にはホルモンの働きが大きく関係していて、その結果、人間は朝型生活の方が心身に良いことが分かりました。
しかし夜の方が体調が良く、仕事も捗るという人は居ると思います。
私もその一人ですが、そんな場合は遺伝的な体質が関係しているようです。
早朝の方が力を発揮できる人。
反対に夜の方が頭が冴え、体が動く人。
それぞれ、生まれもった体質です。
結局は睡眠の質が良ければ、どのタイプでも快適といえそうです。
そしてこの睡眠の質を高めてくれる太陽の光は、やはり人間には不可欠です。
寝つきが悪い、眠りが浅いなど睡眠のバランスが崩れたときは定期的な日光浴がお薦めです。
人にとって睡眠時間は、精神、肉体、魂を休めるとっても大切な時間です。
出来るだけ睡眠時間を最優先に、自分に最も適したリズムで生活してください。
きっと幸せホルモンが、あなたをサポートしてくれるでしょう。