言霊(ことだま)ならぬ音霊(おとだま)をご存知ですか?
言霊は日本特有の言葉に宿る霊力ですが、音霊はエネルギーの音、周波数<Hz(ヘルツ)>に宿る霊力です。
この世の全てにはエネルギーがあって、これらエネルギーが発する波を波動と言います。
波動の動きを指数にしたのが周波数。
この世界にエネルギーのないもの、周波数のないものは存在しません。
人の耳に聞こえていなくても、世界は音で満ち溢れています。
そして同類の波動、周波で引かれ合いながら共振共鳴しています。
人間が発する言葉、感情、思考、想念などのエネルギーには創造の力があって、地球はこれら言霊や音霊が具現化する惑星です。
人が発するエネルギーには個人の現実だけではなく、地球に起こる現象までも創造する偉大な力が秘められています。
そんな偉大な創造の力を自分の味方にする方法は、発するエネルギーを自分の成幸チャンネルに合わせることです。
さて人生には、ネガティブな周波数に捕まり、そこから抜け出せなくなってしまう。
そんな経験は誰にでもあると思います。
きっかけは色々ですが、ネガティブも習慣化してしまうとどんどん苦しくなってしまいます。
なのでネガティブ思考が襲ってきたら、まず自分をリラックスさせることに集中します。
脳と体がリラックスすると、不思議と思考や感情が落ち着いて、気持ちに余裕がでてきます。
ネガティブもそれを俯瞰することが出来れば、ポジティブ要素に転じるのです。
リラックス法は、人それぞれあると思います。
一般的には、入浴やマッサージ、音楽鑑賞など。
また適度な集中(例えば好きなことに没頭している時)も、意外と身体はリラックスしています。
瞑想もお薦めです。
数あるなかから今回は、音で心と体を整える方法です。
瞑想用にも使える、心身がホッと安らぐ癒しの音霊を4つご紹介します。
【1Hz】1/f ゆらぎ
1/f ゆらぎ を簡単に説明すると、
- 一定ながらも不規則な周波数。
- 断続的なリズムのなかの不規則な周波数。
人間にとって音霊は、現実世界での効果音に例える事ができます。
映画の効果音で感情が盛り上がるように、音霊もまた人生を彩るリアルな効果音です。
効果音には自然が奏でる音、人工的に作られた音など様々ですが、人生のあらゆる場面に散りばめられていて、良くも悪くも私たちは影響を受けています。
1/f ゆらぎ の音には人を落ち着かせ、リラックスさせる効果があります。
波の音や川のせせらぎ。
雨の音。
焚き火。
長距離列車の「ガタンゴトン、ガタンゴトン」の音と揺れ。
赤ちゃんやペットの安心した寝息。
これら一定でありながらも不規則なリズムは、聞いていると何か心地良く安らぎます。
そこには、脳波が大きく関係しています。
主な5つの脳波
- δ(デルタ)派(0.5~3Hz) 熟睡中、意識が無いときに現れる脳波。
- θ(シータ)派(4~7Hz) 浅い睡眠中、ウトウトしているとき、まどろんでいるとき、深い瞑想中に現れる脳波。
- α(アルファ)波(8~13Hz) 心が落ち着いて何かに夢中、集中、没頭しているとき、瞑想、リラックス時に現れる脳波。
- β(ベータ)派(14~30Hz) 心配や緊張、イライラしているとき、ストレスを伴うときに現れる脳波。
- γ(ガンマ)派(30Hz以上) 怒っているとき、興奮状態、強いストレス時に現れる脳波。
人が最も心地よくリラックスしている時の脳波はθ(シータ)とα(アルファ)です。
ゆらぎは脳波を最もリラックスした状態へと導いてくれる周波数。
閃(ひらめ)きや直感は、このリラックスしている時にこそ最も多く出現します。
人生はゆらぎで始まりゆらぎで終わる
私たちが最初に出合うゆらぎはお母さんの心臓、鼓動の音。
記憶に刻まれる最も守られ安心する音霊です。
そして古くから伝わる童謡や子守唄も1/f ゆらぎの周波数です。
子守唄と共に身体をポンポンと叩く優しい手の振動。
この断続的で不規則な振動に、子供は安心感を覚えます。
そして人生の終わりに人から受ける最期のゆらぎは、経の音。
僧侶が唱える経もまた、断続的で不規則なゆらぎの周波数です。
悲しみ、怒り、不安や後悔など負の感情が集まる葬儀場で、経の音は死んだ人の為のものであるけれど、現世に残された人にとっても癒しのゆらぎなのです。
日々の生活のなかで触れる、たくさんのゆらぎの周波数。
ゆらぎの波動はいつも優しく、無条件の愛に溢れています。
もしもゆらぎの中でフッと感じたことがあるなら、それは気づきです。
高次の自分(ハイヤーセルフ)からのメッセージ。
信じて進むことをお薦めします。
【2Hz】ソルフェジオ周波数
ソルフェジオ周波数は、グレゴリオ聖歌(古代キリスト教の讃美歌)に使われていた神秘の音階です。
聞く人の心と身体を癒す音階として、世界で注目されています。
中でも最も有名なソルフェジオ528Hz(ヘルツ)は、私たちのDNAを修復する奇跡の周波数と言われています。
代表的な9つのソルフェジオ周波数
- 174Hz 意識の拡大。進化の基礎。自分軸、存在を認める。
- 285Hz 自然治癒。心の安定と身体を整える。
- 396Hz 解放。罪の意識、トラウマ、恐怖の感情を緩和する。
- 417Hz 自己改革。マイナス的な思考からの回復と変化を促す。
- 528Hz 奇跡。ソルフェジオの中心であり、基本のヘルツ。DNA、細胞の損傷を修復してくれる。
- 639Hz 調和。人間関係の向上。対立する者との和解。
- 741Hz 浄化と解決。コミュニケーション能力、表現力を開花、向上させる。
- 852Hz 覚醒。松果体を活性化して直観力を高める。
- 963Hz 悟り。高次元、宇宙意識と繋がる。
ソルフェジオ周波数には人にとってポジティブに働く神秘の力とエネルギーがあるようです。
作業のBGMとして流してみるのも良いかもしれません。
ソルフェジオ全Hz音楽(音叉入り)
奇跡の528Hzと悪魔の440Hz
現在私たちが使っているドレミ音階はラを基準に調律されていて、現在A(ラ)=440Hzで調律されています。
1900年までフランスではA(ラ)=435Hz、イタリアではA(ラ)=432Hzを基準にしていました。
現在のA(ラ)=440Hzは、1955年から世界共通音階として正式に定められました。
さて私たちが慣れ親しんでいるこの440Hzには、都市伝説があります。
それは440Hzは悪魔の周波数、というもの。
群衆心理のコントロール、潜在的な心身へのダメージなど、本来もつべき人間の力を弱らせるという、まさに都市伝説的な内容です。
なので、ここから先は信じるも信じないもあなた次第!のお話です😊
日本で最も有名な440Hzといえば、昭和世代にとっては懐かしいNHKの時報音です。
アナログ放送終了とともに無くなりましたが、あのピ.ピ.ピ.ポーンはラ.ラ.ラ.(440Hz)ラー(倍音880Hz)の周波数で構成されていました。
現在でも、パトカーや救急車などのサイレンの音、地震速報、電車の発車音など緊張を強いられる音に440Hzが使われています。
また赤ちゃんの泣き声も440Hzの周波数と言われます。
興奮、闘争、緊張などの攻撃性と、恐怖、不安、執着などの依存性をもたらすと言われる440Hz。
ではなぜ人に不快感を与える、そんな悪魔の周波数とも言われるものが現在の平均律になっているのか。
そこに浮かぶ言葉はやはりコントロールなのです。
ジョン・レノンは早くから440Hzの真相に気付いていたといわれています。
彼の代表作「イマジン」は、528Hzが多く含まれる楽曲です。
ソルフェジオの中でも奇跡の周波数といわれる528Hzの力を知っていたのか、たまたまなのかは分かりませんが、平和を強く願い、反戦運動に積極的だったジョン・レノンのイマジンの歌詞には、そんな彼の想いが込められています。
当時のアメリカ世情のなか、このメッセージ性の強い歌詞は勇気ある行動だったと思います。
イマジン(和訳つき)
世界的にも影響力をもつジョンレノンの思想は、コントロールしたい者にとっては邪魔になったかもしれません。
アメリカはベトナム戦争の最中、この曲を「兵士の戦意を喪失させる曲」として放送禁止にしました。
また2001年同時多発テロが起きた際には「民間の報復感情に配慮する」という理由で、ラジオ局が放送自粛にしました。
ジョンレノンは44歳という若さで殺害されました。
暗殺ではないか?という疑惑がありますが、真相は未だ闇の中です。
【3Hz】クリスタルボウル
クリスタルボウルは天然の水晶やシリカサンドの砂で出来た楽器です。
主成分であるケイ素(またの名をシリコン)は地球の自然界のなか酸素に次いで2番目に多く存在する元素になります。
クリスタル、水晶、クオーツ、シリカなど、このケイ素を主成分にその構造や形状の違いで、呼び名が変わります。
人体に含まれるケイ素は僅かですが、肌、爪、毛髪、歯、骨、血管、胸腺などの成分であり、必要不可欠なミネラルです。
第3の目と言われる、人体のなかで最もスピリチュアル性と繋がる松果体も、このケイ素で形成されています。
共振共鳴
初めてクリスタルボウルの音色を聞いて印象的だったのが、音との一体感です。
自分の身体とクリスタルボウルとが共振共鳴したような不思議な感覚でした。
特に倍音(その音ともう1オクターブ高い音との共振)は、心身の奥深くに染み渡るようでした。
それはクリスタルと人体がまさに共振共鳴している感覚です。
考えられる理由は2つ。
- クリスタルの主成分ケイ素と人体組織に含まれるケイ素が、共振共鳴している。
- クリスタルボウルの音が発する細かい振動が、身体の水分と共振共鳴している。
クリスタルボウルの音は聞くだけでも、私たちの身体の振動数を上げてくれます。
振動数が上がることで、心身共に非常にリラックスした状態になるのです。
浄化力
もう一つの印象的な感覚は、聞き終わった後のリフレッシュ感です。
クリスタルボウルの振動に浸っていると、とても心地がよく眠くなってきます。
眠れる時はそのまま眠りますが、目を瞑って聞いているだけでも聞き終わった後は、なぜか頭がスッキリしていたりします。
古代よりクリスタル、水晶は、魔除けやお守りなど宗教的な儀式に使われていました。
今でもパワーストーンとして絶大な人気を誇る水晶、クリスタル。
そのエネルギーは強力な浄化力です。
クリスタルボウルの音が心身にどんな影響を与えるのか、身をもって調べられた方がいます。
新板橋クリニック医院長、清水公一医学博士が行った実験によりますと、クリスタルボウルを聞く前に採取した最初の血液は、糖の結晶が認められ赤血球同志がくっついていてドロドロだったようです。
(お医者さまでもそんなことがあるのか、とちょっと驚きました😲)
その後博士は、クリスタルボウルの響きを全身に浴びるようにして、音の振動を直接体に伝えました。
そして再び血液を採取、調べてみると、糖の結晶が殆ど改善されサラサラで健全な状態に変化していた、ということです。
少なくともこの実験では、
クリスタルボウルの音と響きが、汚染された血液を解毒、浄化した
という結果になったのでした。
このような血液環境の変化を目の当たりにして、博士はクリスタルボウルが心身に与える効果を実感されたのです。
今では、クリニックの待合室でクリスタルボウルのCDを常に流しているそうです。
クリスタルボウルは、脳と体にどう効くのか?参照
心や身体が疲れた時、是非とも体感してほしい音霊の1つです。
クリスタルボウル(ヘッドホン推奨)
【4Hz】月のテンポ(テンポ116)
リズム(律動)にはテンポ(速度)があります。
音のリラックス効果には、リズムとテンポも大切な要素の1つです。
なかでも人を癒すテンポに、月のテンポというものがあります。
月と農業
現代では太陽周期を基にした暦(太陽暦)が使用されていますが、もともと日本の暦は月齢を基準とした太陰暦でした。
太陰暦は人類が最初に生み出した暦で、初めて日本で使われたのは飛鳥時代でした。
今は旧暦と呼ばれていますが、新月を月の一日として、次の新月までの約29.5日が一ヶ月となります。
これは一般的に女性の月経周期と重なります。
さて、古代の人はなぜ月のサイクルを暦にしていたのでしょうか。
そこには、農業との深い関係がありました。
昔の日本にとっても農業は、国と民の繁栄に欠かせないものだったのです。
作物の成長に必要不可欠なものといえば土、水、太陽の光ですが、もう一つ作物の成長には月の引力が大きく作用しています。
月齢と作物の成長との関係性は古くから言われていたことで、代々受け継がれています。
- 新月(1日~7日前後) 種蒔きの時期。
- 上弦の月(7日前後~満月15日前後) 葉や茎、根っこなどの作物の初期成長が最も盛んになる時期。
- 満月(15日前後~22日前後) 花が咲き始める。生殖成長が最も盛んになり交配の時期。
- 下弦の月(22日前後~翌1日前後) 実が育ち収穫の時期。土を起こして、新たな種蒔きの準備期間。
月のリズムで育てると豊作になることから、太陰暦は国や民にとって最も適した暦だったのです。
月の引力と地球の水
「生命は満ち潮に乗って誕生し、引き潮に乗ってこの世を去る」と、聞いたことがあります。
医学が発達した現代において科学的な根拠は無く迷信とも言われますが、こういった考え方は古く世界中で伝承されています。
潮の満ち引きは主に月の引力によって起こりますが、海洋生物もまたその影響を受けています。
ウミガメの産卵が満月の日に増えるのは有名な話ですが、実際に海洋生物の受精、産卵は大潮(満月)の時が最も多くなるようです。
地球は水の惑星と言われるように、地球の約70%が海です。
地球で生きる殆どの生命もまたその体の60%以上が水分です。
月の引力はこの地球の水に大きく影響するのです。
農作物や海洋生物がそうであるように、人もまた、体を流れる血液やホルモン、心臓などの循環器、水のように流動する感情や思考に、月の力が影響していても全く不思議ではないのです。
命のテンポ
お月さまの一日は約24.8時間。
そして人の体内時計は約25時間。
これら数字からリズムを割り出すと、月と人体のリズムは共に116テンポになるようです。
私たち人間とお月さまは同じリズム、116のテンポで共鳴しています。
それでは、なぜ私たちの一日は体内時計の25時間ではなく24時間なのでしょう。
それは、地球が自転する時間が24時間だからです。
現在、私たちの暦は新暦と言われる太陽暦(グレゴリオ暦)ですが、地球が太陽の周りを回る公転周期を基に作られた暦です。
それら数字から割り出される太陽のテンポは、120テンポになるようです。
私たち人類社会は太陽のリズム120テンポで動いています。
さて太陽のテンポ(120)と月のテンポ(116)を体感で比べてみます。
少しだけ月の方が遅く感じますが、聞いただけではあまり違いを感じません。
なのでそれぞれ2つのテンポで足踏みをしてみました。
足踏みを始めてすぐは116テンポは何となくリズムに乗りにくく、120テンポの方がリズムに乗りやすく快活な感じがしました。
共に数分間続けてみましたが、続けていくうちに120テンポはリズムに合わすのに少し焦りが出てきて疲れやすく感じました。
反対に116テンポは気持ちが良くなってきて、持続力が上がりました。
結果、テンポに慣れてくると月(116テンポ)の方が自分には合うようです。
あくまでも、運動不足の私個人の感想です(^_^;)
世界的にも太陽は、神さまや王さまの象徴です。
対して月は、地球の生命、民の象徴のように感じます。
満ちては欠ける月のように、誕生と死を繰り返す儚い命です。
母のお腹(羊水)のなかで胎児だった私たちは、月のテンポで生きていたことでしょう。
この世に誕生して、少しずつ太陽のテンポを身につけました。
たまには意図して、月のテンポに身を任せてみませんか。
目まぐるしく変わっていく世の中。
この変動の時代を生きる現代人にとって月のテンポは、癒しにも助けにもなるかもしれません。
月のテンポ(月の雫)
あなた様の人生がより豊かに、より心地よく。
そして、成幸されますように。
最後まで読んでくれて
「ありがとうございます💗」
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