この世はミクロの世界からマクロの世界まで、ある一つの法則で成り立っています。
それは、回転、循環、サイクルの法則。
全てのエネルギーはこれら巡りによって生まれ、保たれています。
私たちの地球もその一つ。
自転しながら、太陽の周りを公転する地球のサイクル。
誕生して46億年、地球と太陽の絶妙な関係性は、長い歳月の間に多種多様な生物を生み出しました。
長きに渡り生命を育み続ける地球に、最も影響を与える宇宙のエネルギー。それが太陽です。
今回は、宇宙と地球を繋ぐ太陽のサイクルと、太陽が私たち人に与える影響力を、調べてみたいと思います。
始まりのエネルギー
｢宇宙元旦｣
ここ数年、よく耳にする言葉です。
宇宙元旦は、黄道12星座(占星術で用いられる12星座)最初の星座、牡羊座に太陽が入る日です。
暦では、春分がその日となります。
春分は、古代からも特別な日とされていたようで、遺跡のなかには春分や秋分にしか見られない、太陽の細工が数多くあります。
【春分と秋分にしか姿を現さないマヤ文明の遺跡、ククルカン(蛇)】
出典:チチェン・イッツァ遺跡
まるで大蛇が天から降りてきた様です。
こういった細工をもつ造形物は、日本を含め世界各地にあり、調べてみると面白いです。
そしてその細工からは、とても高度な技術と天文学の知識が伺えるのです。
地球において、宇宙のお正月でもある春分は、始まりのエネルギーが最も強くなるときです。
地球の生命にとっても、私たち人間社会にとっても、春はスタートの節目です。
また、2020年の春分は、
｢次元の２極化が本格的に始まる分岐点」
と言われています。
人の意識では、物質的重視と精神的重視。
これまでの物質優位の考え方から、精神世界に目醒める人も多く、人類の意識が２極に分かれていく分岐点です。
不安や恐れは、物質世界が生み出す３次元特有のネガティブエネルギーです。
そんな物質世界のネガティブを中和させることが出来るのは、５次元の波動、愛と感謝、調和の精神性です。
恐れや不安を生み出す世界で生きるのか、愛と感謝、調和の世界で生きるのか。
それは人それぞれ、魂の自由です。
けれど、この転換期のスタート地点、意識の在り方が行先を決めます。
始まりのエネルギーを、これからの望む未来へとポジティブに活用しましょう。
太陽が生まれ変わる日
古代から太陽は神であり、世界各地で信仰されてきました。
日本の最高神、天照大神も太陽神です。
お正月、初日の出に一年の目標や願いを立てる人も多いことでしょう。
早起きが苦手な私が、これまで初日の出を拝んだ経験は数えるほどですが、
初日の出には力強く清らかなパワーを感じます。
それもそのはずで、初日の出は生まれ変わったばかりの太陽なので、エネルギーに満ち溢れているのです。
冬至は太陽が、地球の最も低い空を通る日で、日照時間が一番短く夜が最も長くなる日です。
(ちなみに夏至は日照時間が最も長く、春分.秋分は日照時間と夜の時間が等しくなる日です。)
冬至を境にして日照時間が日に日に長くなることから、古代の人々は太陽神が力を取り戻す日と考えました。
太陽が生まれ変わる日として、新年の始まりとしていたようです。
スピリチュアルでも冬至は、陰から陽へとエネルギーが大きく転換する日。
運気を上げる大チャンスの日です。
日本では厄除けや開運の願いを込め、柚子風呂や、南瓜(なんきん)などの｢運(ん)｣が重なる物を食べるといった、冬至の風習がありますね。
風習は、それを心から楽しんでこそ意味があり、もしも風習だからしないといけないと思うのであれば、それは執着です。
開運には逆効果となってしまいます。
一番の厄落としは、そういった執着心を手放すこと。
執着を手放し、心にスペースが空くことで、本当に必要な運気が流れ込みます。
心の柔軟性と身軽さ、それが開運の秘訣です😀
于由(うゆう)の光
ミクロの世界、原子は原子核の周りを周回する、無数の電子たちで構成されています。
〈原子のイメージ図〉
これはマクロの世界、太陽の周りを天体が周回する太陽系の構造と、とてもよく似ています。
私たちの地球は太陽系に属していますが、太陽系は天の川銀河という銀河系に属しています。
お隣にはアンドロメダ銀河があり、宇宙にはこういった銀河が数知れず存在します。
地球人は宇宙の住所でいうと、おとめ座超銀河団、天の川銀河内、太陽系の地球惑星 人科生物さんといったところでしょうか(^^)
私たちを乗せた地球の自転速度は、赤道付近上で時速1.674㎞。
これは新幹線の約８倍の速さです。
それに加えて時速10万7.280㎞(秒速にして約30㎞)という、とてつもない速さで太陽の周りを公転しています。
想像するだけで目が回りそうですが、現実は目を回すことも振り落とされることもなく、太陽の周りを１年(365日)をかけて１周します。
そして地球が所属する太陽系自体もまた、天の川銀河の中心を公転しています。
銀河の中心には超大質量のブラックホールがあって、銀河はこのブラックホールを中心に渦を巻くように回転しています。
太陽系の公転速度は何と、時速約86万4.000km(秒速で約240km)。
もう訳が分からない速度ですが、約2億2.000万年～2億5.000万年かけて銀河の中心を１周します。
地球の年表で2億2.000万年～2億5.000万年前といえば、地球史上最大の大量絶滅が生じたとされるペルム紀から、同じく大量絶滅で幕を閉じた三畳紀の時代。
恐竜が出現した頃の時代です。
いま、その時代と同じ軌道上をそれも秒速240㎞で通過しているのかと思うと、とても不思議な気分になります。
では、この広大な宇宙の中心には一体、何が存在するのでしょうか。
スピリチュアルでは、宇宙の中心には于由(うゆう)の光というものがあって、宇宙は于由の光を中心に回転していると言われています。
｢宇宙｣という字から屋根を取ると｢于由｣という字になりますが、無限ともいわれる宇宙の概念すら超えた何かなのでしょう。
その存在は人智を超えていて答えは誰にも分かりません。
ただ宇宙の長い長いサイクルのなか、人生なんて本当に一瞬の出来事。
一夜の夢のように短く儚いものです。
同じ見る夢なら、楽しい夢がみたいですね。
太陽星座
誕生日は、魂が地球学校へ入学する日です。
宇宙は、地球にやってくるスピリットの全てを、例外なく祝福します。
誕生瞬間の天体の配置は、一人一人に与えられる宇宙からのプレゼントです。
占星術ではこの天体の配置をもとに、人の性格や人生の傾向を占います。
いわば、宝探しのヒントをくれる地図のようなものです。
10個の惑星(太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星)が、誕生の瞬間12星座のどこを運行していたか。
これら惑星の配置を現したチャートをホロスコープと呼び、日にちはもちろん場所や時間によっても変わる、その人だけの詳細なデータです。
なので誕生日が同じでも、生まれた年や国が違えば、ホロスコープも違ってきます。
それぞれの惑星にはそれぞれ司る象徴がありますが、なかでも強く影響するのが太陽です。
顕在的な場所を司る太陽が入る星座は、その人の誕生星座となり、主に表面的な性格と、人生の目的や傾向などを表します。
ちなみに潜在的な場所を司るのは月で、月星座は内面や潜在的な意識、心の奥底など人の本質を表します。
こちらのサイトでは無料でホロスコープが作れます。
一年に一度太陽が自分の星座に戻ってくる誕生日は、自分だけの太陽のサイクルです。
自分の命がこの世に誕生したときのエネルギーほど、自分にとってポジティブなものはありません。
歳を数えて嘆いていては勿体ない。
好きなことをして、好きなものに囲まれて過ごしましょ。(´艸｀*)
自分のお祝いは、誰よりも自分がしてあげなくちゃね。
そして、大いなる宇宙からの祝福を、喜んで受け取りましょう。
