日本では昔からトイレには神さまが住まわれていて、トイレの掃除をすると色んなご利益があると言われています。
その中の一つが開運です。
多くの人が求めるお金、健康、人間関係をトイレ掃除で開運出来ると信じられています。
でもそれって本当なの?
トイレの神さまって一体どんな方?
そう感じる人も居ると思うので、本当にトイレで開運出来るのか詳しく調べていきましょう。
神様たちのお引越し
突然ですが、小話を一つ。
ある人から聞いた話で面白いなと思ったのでシェアします。
新居には家を守る神さまたちも私たちと一緒にお引っ越しなさるそうです。
でもお部屋決めは早いもの順なので寝室、子供部屋、リビングと良いお部屋から埋まります。
そんななか、一番多くの宝物(功徳)を持った神さまは荷物が重いので辿り着くのがいつも最後になるのです。
すると残っているお部屋はというと必然的にトイレになってしまいます。
そこで宝持ちの神さまはトイレに住まわれるのですが、いつまでも居心地よく住み続けられる家にはご利益が得られ、どんどんと栄えていくのだそうです。
単純な私はこの話を聞いてからトイレ掃除に力が入りました。笑
トイレの神様
お話とは別にトイレの神様で検索すると、一時流行った植村花菜さんが歌う「トイレの神様」が出てきます。
とってもいい歌でしたよね。
♪トイレにはそれはそれは綺麗な女神様がいるんやで~♪
その歌詞ではトイレの神さまは女神さまでした。
古く日本では「不浄を清浄に化す」神力があるとして烏枢沙摩(うすさま)明王という仏さまが寺院の便所などで祀られていました。
元は古代インド神話でアグニと呼ばれ「烈火でこの世の一切の汚れを焼き尽くす」という功徳をもった炎の神さまです。
汚れたトイレを綺麗に掃除すると何とも清々しい気分になったことがあるかと思いますが、明王の特徴でもある背後の烈しい炎が人の心に付いた汚れも一緒に浄化して下さっているのかもしれません。
この仏さまには下半身の病や婦人病にもご利益があると言われます。
そしてなぜか胎児を女児から男児に変える神力があるとされ、男児を求めた戦国時代の武将に広く信仰されたようです。
成功者ほどトイレ掃除をする
有名な大物芸能人や繁盛しているお店の経営者など成功者といわれる方たちが行い続けていることで共通するのが、徹底的なトイレ掃除です。
ご本人が率先して行っていることも多く、やはりトイレ掃除にはご利益があるようです。
良いと言われるトイレ掃除を自ら実践される素直さと行動力こそが、真の成功者の運を引き寄せる力なのかもしれません。
まさに素直さと行動力は開運の秘訣です。
成功者たちのなかには風水を取り入れている方もたくさん居られます。
風水で見る水回りは陰の気が溜まる場所と言われ、特にトイレは悪い気が溜まりやすく不浄な物とされています。
清潔に保つことは当たり前でマットやカバーの配色、トイレの配置にまでこだわる人も少なくありません。
便器の中の水は汚水で最も陰の気(邪気)を発しています。
使用する以外は、必ずフタを閉めておきましょう。
トイレの気を整える
風水の元になっている陰陽五行説の「五行」とは物の性質を「木.火.土.金.水」の5つに分けたものになります。
それぞれの性質を表すもの
木…春・青・緑・黄緑・風・木製・東
火…夏・赤・紫・オレンジ・火・プラスチック製・ 南
土…土用・黄・ベージュ・茶・土・陶器製・中央
金…秋・白・ 金・銀・宝石・金属製・ 西
水…冬・黒・グレー・群青・水・ガラス製・北
この五行には、相性があり良い影響を与え助け合う相生(そうじょう)と相手の効果を消し去る相克(そうとく)があります。
五行でいうと「水」に位置し陰の気の強いトイレには、水の気を抑える土の気(土は水を吸収する)のものが良いと言われています。
要はトイレに溜まりやすい陰の気(邪気)を整えることが開運に繋がるのでしょう。
なので風水ではトイレの配色には黄色や茶色ベージュなどの土の色が好ましく、
置物では陶器製の物が運気を上げます。
反対に水の気が強くなる火の気の色や物、倍増させてしまう同じ水の気の色や物は避けましょう。
トイレの位置を変えることは簡単にはできませんが、マットやカバーなど置物なら自分好みの開運グッズがすぐにでも見つかりそうです。
ぜひ掃除の行き届いた綺麗なトイレにレイアウトしてみて下さい。
毎日の用を足す時間も心地よくなりそうです。
清潔で快適なトイレ作りで皆さまの運がますます開けていきますように。
まとめ
1.トイレ掃除のご利益に開運効果がある。
2.トイレの神様には烏枢沙摩明王という仏さまが居られる。
3.成功者の多くはトイレ掃除を実践している。
4.風水の五行説からトイレの配色や置物は、黄色や茶色ベージュなどの土の色で陶器製のものが良い。